消防団は批判される。でもね・・酒で酔っぱらていても、火事の時は頼れるカッコイイおっさんです!

最近2件隣の家が燃えました。



実は私の地区は火事が多い。
私の子供の頃は所属する町内会の班?組?は、11軒ありました。

私が生まれてから、4回の火事で5軒が燃えています。
少し多すぎですが、放火ではないようですww

小学生低学年の時には、隣の家が燃えました。
今でも鮮明に覚えています。

それは夜9時過ぎ。
珍しくそんな時間に宿題をしていると窓の外が明るい。
何とも言えない橙色の明るさ。

父に伝えると。「火事だ!」
外に出ると隣が燃えています。
我が家と隣との距離は5m。

私の家の壁板が焦げ始めています。
バケツで水をかけるも限界。
父は諦めて、家財道具を運び出すことにしました。

残された私は、バケツを持たされ「火が付いたら消せ」の指令を守ります。
顔を手で隠さないと耐えられない熱さの中、消防士は誰も来てくれません。

一段下に建っているので様子がよく見える燃えている隣家には、沢山の人が集まり水をかけています。

そうこうしていると壁板から煙が出だしました。
バケツの水をかけて、汲みに戻るところで、「おっちゃんに任せとけ!」

そちらを見ると、父が通っていた居酒屋の大将がハッピにヘルメット姿でフラフラ歩いてきます。
炎に照らされた姿は、全身オレンジ色。
その色で顔色は分かりませんでしたが、ろれつが回っていなかったので「酔っている」と感じたのを覚えています。

その酔っぱらいは、自分の団員に指示を出しました。
「燃えた家はあきらめろ!この家は燃やすな!」

それから1時間水をかけ続けてくれたおかげで、我が家は燃えずにすみました。

大人になってからお礼を言うと、「あの日は、飲みすぎてたから忘れた」との事・・

翌日学校で「昨日、隣が火事だったので宿題ができませんでした。」
「火事は9時だろ!それまでに済ましなさい!」と怒られたのも今やいい思い出ですww


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