我が家は、田舎町。
夜は、車もほとんど走りません。
夜中に音が聞えると、それは地震(笑)
地震で揺れる前には、必ず地響きが聞えます。
ある夜、何か音がしています。
地震だな・・・大きくなければ良いが・・・
と、目を開けずに、揺れを待っていました。
「ドカーン!!」
爆発した!?
○火事だ!
目を開けると、窓の外は、オレンジ色に輝いています。
小学生の時に、隣の家が燃えた事があり、その時と同じ色に、一瞬で理解しました。
「火事だ!」
奥様を、たたき起こします。
また隣か?と、思っていましたが、落ち着いて現場を確認すると、2軒隣と3軒隣が燃えています。
時間は、午前2時30分。
消防団のサイレンは、まだ吹鳴していません。
奥様に、消防署への通報を頼み、子供達に「我が家が燃えだしたら、消しに戻るから、電話をするんだよ。」と伝え、消防団のポンプ庫へ家を出ました。
家を出ると同時に、サイレンが鳴ります。
ポンプ庫で、消防車に飛び乗ると、直ぐ出動。
我が町では、安全の為に、「2名以上の乗車で出動」の規定が有りますが、1名は、現場で消火栓から、ホースを伸ばしているのを確認済み。
現場到着は、サイレンが鳴って1分後!
即座に、燃えている家と、燃えていない家の間に、ホースを延長。
まずは、燃えていない、我が家と、隣の家に水をかけます。
火災で恐ろしいのは、類焼です。
現状以上に、火の手を広げない・・・消火と同じ位、大切な事です。
特に今回は、我が家ですから(爆)
残念ながら、既に天井から火が出ている家は、手遅れです。
助かりません。
諦めましょう。
逆に家の中が全て燃えたのに、壁や屋根が残ってしまうと、火災保険の補償額が半額になってしまうので、そこまでいくと、全焼になったほうが、家人の為です。
火災保険に加入していればですが・・・
○火事の恐ろしさ
消防団員として、何度も出動していますが、炎の温度は、凄まじいものです。
火元の家が炎に包まれる状態になると、道を挟んだ向いの家は、燃える寸前。
向いの家では、ガラスは全て熱で割れ、木は煙を上げ始めます。
プラスチックは、溶けてドロドロ。
向いでこの状態ですから、火元の隣家は、もちろん燃え出します。
それを燃やさないためには、水を掛け、冷やすしか有りません。
この火は、風が強く、火の粉が飛びます。
火の粉に混ざり、5cm程の火のついた板まで、飛んでいます(涙)
↑飛んできた、火の粉・・・火の塊です(汗)
ようやく鎮火したのは、2時間後。
火事は、簡単には、消えません。
この日も、消防ホース9本で、水をかけ続けたのに、2時間かかりました。
○翌朝
我が家にも被害が・・・
物置のポリ波板に、穴。
自動車のフロントガラス前プラスチックも、軽い火傷(涙)
結局この日の火事は、家2軒・自動車2台が全焼。
我が家が無事だったのが何より。
不幸中の幸いでした。
私が、消火に勤しんでいる時に、次男君が「家を火事から守れ」の指示を守らず、自分の愛車(自転車)を避難させて行方不明になり、奥様に怒られていたのは・・・内緒です(爆)
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |
0 件のコメント :
コメントを投稿