数週間前、我が町を、予告無しの突風が襲いました。
ヒューヒューと、風の音が鳴り響きます。
風の音で目覚めましたが、時間は、午前2時。
こんな時に農家は、どうするか?
・・・気にせず寝ます(笑)
もちろん、この時間からでもハウスの見回りに行く農家さんもいますので、全員が寝るわけではありませんが(爆)
翌朝、ハウスの見回りです。
・・・やられました(涙)
一棟でハウスのビニールを押さえている、直管が持ち上がり、ビニールがめくれています。
このままでは、ビニールが全てめくれてしまうか、ビニールを買い換えるか・・・
最悪の場合は、めくれた所から風が入り込み、ハウスの骨組みが壊れる可能性もあります。
これは、大変!
早速、修理に取り掛かります。
まずは、曲がった直管の撤去です。
直管は、曲がってしまい、接続部分が抜けませんので、パイプカッターで切ります。
○パイプカッター
パイプカッターとは、これ。
付属された鋼鉄の刃を、パイプに押し付け、溝を切りながら回すと、最終的に、パイプを切断します。
使い方は、まず、ハンドルを回して、パイプを挟み込みます。
適度な力で、挟んだら、カッターを1回転。
締め過ぎると、カッターを回転させるのに非常に力が要ります。
緩る過ぎると、何度も回転させる必要があります。
力加減としては、ハンドルを閉める時に、硬くなったら、それ以上締めない事です。
その後は、1回転ごとに、ハンドルを締めます。
ハンドルを締めては、カッターを回転させるを繰り返します。
5回転もすれば、綺麗にパイプを切断できます。
このカッターは、刃が命です。
使い古した刃では、10回も、15回も回す必要がありますが、新品の刃なら、ものの数回転で、切断できます。
○ラセン杭
切断した後は、引き抜かれた、ラセン杭を刺します。
・刺します
・・・刺します
・・・・・・・・刺さりません(涙)
このハウスの土地は、数年前に耕地整理した業者が、酷い工事をしました。
地面を少し掘ると、ご覧のとおり・・・
ここは川原ではありません。元田んぼ、今は畑です(号泣)
○ラセン杭が、刺さらない時は、
仕方が無いので、直杭を斜めに打ち込み、被覆番線を通します。
これに、ビニール押さえ用のマイカー線をくくりつけて、完了です。
こんな物で、強度は大丈夫か!?とお思いでしょうが、私の知人は、この仕組みで、20年間、パイプハウスを維持しているので、何とかなると思います。
・・・思いたいです(笑)
追記)
半年経ちましたが、今のところ大丈夫です。
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