私は、野菜を出荷している兼業農家です。
栽培している品目は、ほうれん草と、みずなです。
本日は、みずなの出荷作業です。
スーパーでは、袋に入った綺麗な野菜が並んでいます。
その影には、私達、名も無き農家の努力が隠れています(笑)
○収穫
出荷は、ハウスで野菜を収穫する事から始まります。
我が家のハウス内は、除草まで手が行き届かず、草だらけ(涙)
収穫の時間は、早朝。
明るくなってから、暑くなるまでの時間しかありません。
収穫の際に、草を綺麗に取り除いていては、収穫量が少なくなるので、取ってはコンテナへ、取ってはコンテナへ。
○掃除(調整)作業
自宅へ持ち帰ったみずなは、こんな感じ。
草だらけです・・・
1株を手に取ると、こんな状態。
これを、手で掃除します。
取り除くのは、混ざっている草。
折れた葉。
双葉や、その次に出た古い葉。
折れた葉や、古い葉は、痛みやすく、取り除かないと、全体が腐ってしまいます。
他にも、虫に穴を開けられた葉。
葉先が、少しでも枯れたり、萎れている葉。
これらを取り除くと、綺麗な状態に。
これを袋に入れると、皆さんが見慣れた、スーパーに並ぶ野菜になります。
○時間がかかる手作業
この掃除作業には多くの時間が必要となりますので、葉野菜栽培に大企業は、参入できません。
ちなみに、未経験者だと、1時間に10袋。
最高に早い熟練者でも、50袋程の作業量です。
平均すると、30袋程でしょう。
売り値は、その時の市場の相場となります。
安ければ、1袋30円。
アルバイトを雇った場合、1時間に30袋作業するとして、売値は、900円。
900円から、運賃・袋代・箱代・肥料・燃料・農薬等の経費を引き、アルバイト代を払うと・・・
大赤字!(涙)
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