タイムパラドックスを回避できなかった映画「ターミネーター2」ネタバレ有り

この映画は、「ターミネーター1」の数年後の話です。



○「ターミネーター2」あらすじ

では、「ターミネーター2」のあらすじを。

前作で「サラ・コナー」の抹殺に失敗したスカイネットは、少年となった「ジョン・コナー」を殺害するために、液体金属でできた「ターミネーターT-1000型」を送り込みます。

対する反乱軍は、前作「サラ・コナー」を殺しに来た物と同型の「ターミネーターT-800型」を、ジョンを守るために送り込みます。

コナー親子は、T-1000との戦いの最中、開発中のスカイネットの情報を得ます。
親子は、開発をしているサイバーダイン社に進入し、見事スカイネットの破壊に成功。

T-800も死闘の末、T-1000を倒すことに成功。

ハッピーエンドと思われたその時、T-800は、自分の中にもスカイネットのチップがある事を伝え、自ら溶鉱炉に沈んでいきました。


○タイムパラドックス

バック・トゥ・ザ・フューチャー大好きな私。
タイムパラドックスを考えるのが、趣味(笑)
タイムパラドックスとは、時間の流れが、ループしてしまうことです。

タイムパラドックスを含む映画も多いので、この映画を検証してみましょう。
①未来の「ジョン・コナー」を殺すため、サイバーネットが「T-1000」を過去に送る。
②過去で、「ジョン・コナー」を殺すと、「ジョン・コナー」が未来では、存在しない。
③ジョンがいないので、未来から、「T-1000」を送る必要がない。
④「T-1000」を送らないとジョンが抵抗軍を率いているので、「T-1000」を過去に送る。
①→②→③→④→①→②→・・・・・
と時間がループして、未来に時間が流れなくなります。

この時間のループが、タイムパラックス。
前作では、この問題を解消する複線がありましたが、今作では、未解消のまま。
前作の複線は、こちらの記事をご覧下さい。
映画ターミネーター1 くちこみ紹介(ネタバレ有り)

○もう1つの矛盾

実は、もう1点、大きな矛盾があります。

コナー親子は、気付いていませんでしたが、スカイネットを破壊したのに、T-1000もT-800も存在し続けていたのです。
両型とも、スカイネットが作った「ターミネーター」なので、スカイネット破壊と同時に、存在も、コナー親子の記憶からも消えてしまうはずです。

ここでも、前述と同じタイムパラドックスが発生しますが、これは無視しましょう。
しかし、「ターミネーター」が消えなかった事を、どう説明するのでしょうか?
実は、その説明は、次回作「ターミネーター3」で解決します。

映画「ターミネーター3」くちこみ紹介 ネタバレ有り


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