これは、農家の必需品。
草刈機で4時間位の場所を手で刈ろうものなら、2、3日かかり、もう過労死寸前・・・
○草刈機の歯
草刈機の歯には、主にチップソーを使います。
チップソーとは、
チップソーとは鋼(鉄の種類)で円盤状し、外周部分に手鋸の刃みたいな形を作り、刃先部分に超硬チップ(タングステンカーバイト)をロー付けし、刃先を研磨したもの。出典:有限会社 渡辺製鋸
※「超硬」とは
タングステンカーバイト粉末(炭化タングステン)をベースにコバルト粉末を混ぜ、用途に応じて炭化チタン、炭化タンタルなどを添加した粉体をプレスなどで固め、1,400℃前後で焼結し焼き固めた(粉末冶金)合金のことをいいます。
硬さは、ダイヤとサファイヤの中間ぐらい。重さは鉄の2倍あります。 非常に硬い性質なので、切削工具などに使用されています。また、摩耗に強いという性質も併せ持っています。
と言う事で、硬い物もサクサク切れます。
直径5cm程度の木なんて、問題なく切れます。
私の友人の農家さんは、誤ってパイプハウスのパイプを切っていました(笑)
パイプは鉄製。
直径22mmで、肉厚は1.5mm。
これ位なら、コツさえ知っていれば、スパスパいけちゃいます(爆)
○草刈機の使い方
草刈機の使い方を知らない方を見ていると、雑巾でガラスを拭くように、草刈機を振り回しています。
これでは、疲れるだけで、草は刈れません。
歯は反時計回りに回転していますので、右から左へ払う時にしか草は切れません。
もう一点、草刈機は別名、刈払機といいます。
そう、刈って払って使うのです。
シェーバーで髭をそるように、動かしては切れません。
歯をしっかり回転させたまま、右から左へ、シュッと草を刈ります。
この刈り方なら、木や、鉄パイプの切断もお手の物。
○注意
草刈機を使う時は、目を守ってください。
昔、近所に全盲のお婆さんがいました。
祖母に理由を聞いたところ、衝撃の事実。
その方は、若い頃は両目が見えていました。
大変な働き者で、草刈機を使い、よく畑の草刈りをしていたそうです。
ある日の草刈り中、片目に異物が突き刺さり、失明してしまいました。
それでも片目で、モリモリ働いていたそうです。
数年後、草刈り中になんと!もう片方の目に異物が突き刺さりました。
結果、全盲となったのです。
草刈機は高速で回転している歯が、石や硬い茎をかなりの勢いで吹き飛ばします。
それでも十分怖いのですが、石など硬い物に歯が触れた時には、歯のチップが取れたり、土台の鉄が割れて、飛びます。
これが、非常に恐ろしい。
目に当ろうものなら・・・
顔全体を守る、こんなタイプが理想的。
これは、チョッという人は、最低でもこれ位は装着してください。
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