次男君の踏み台。ボロボロな事に思い出があります。

洗面所の片隅から、懐かしい物が出てきました。
子供用の踏み台です。



この踏み台は、次男君用です。
次男君が小さかったときに、大活躍していました。

歯を磨くときには、洗面所に持って行き、牛乳を飲む時は、冷蔵庫の前へ。
トコトコと運んでいた姿を、鮮明に覚えています。
その頃の次男君にとって踏み台は、まさに必需品でした。

そんなある日、仕事が終わり自宅に帰ると、次男君が踏み台を持って走ってきました。
「なおちて~なおちて~」
カタコトの日本語で、必死に「直して」と言ってきます。

持っている踏み台を見ると、とても使える状態ではないほど割れていました。
なんとか次男君から事情を聞き出すと・・・
どうやら、育児に疲れていた奥様が、投げつけて割れたようです。

すぐに直せずに踏み台を失った次男君は、羽をもぎ取られた鳥のようでした。
余りにも不憫に感じ、なんとか頑張って期待に応えました。
次男君は、その後もこの状態の踏み台を使い続けました。
まさに思い出の一品です。


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