モラロジー協議会の「家族へ感謝プロジェクト」は子供を傷つける。

○モラロジー協議会

モラロジー協議会は、モラロジー研究所の承認のもとに全国522か所に設置された、モラロジー事務所の活動を取りまとめている組織らしいです。

モラロジー研究所は、大正15年から倫理道徳の研究と、これに基づく社会教育を推進している公益財団法人らしいです。
モラロジー研究所


○「家族へ感謝プロジェクト」は、子供を傷つける

そのモラロジー協議会が行っている、「家族へ感謝プロジェクト」に物申します。

このイベントは、家族への感謝の手紙を小学生に、書かせます。
その手紙を審査して、モラロジー研究所賞や、優秀賞など、6つの賞が与えられます。

ある日次男君は、いつもより元気が無く、しょんぼりと帰ってきました。
そんな次男君が、ランドセルから取り出したのは、「家族へ感謝プロジェクト」の冊子。
その冊子には、大賞をはじめ各賞受賞者の学校名・氏名・家族への手紙が記載されています。
大賞に輝いたのは、次男君と同じ学校の上級生。

彼の手紙は、親への労いと、感謝の気持ちが整然と書かれており、絵も書いてあります。
しかし彼は、ちょっぴり「やんちゃ」な子供。

普段母親に、「死ねクソババア」と言っている子です(苦笑)
次男君にすると、自分の親に対する気持ちが、その「クソババア」な子より、少ないと評価されたと感じたのです。

次男君の名前は、・・・載っていません。
彼の手紙には、「父さん、母さん大好きよ」と1行だけ書いてあります。
次男君は、国語の点数がちょっぴり悪い子供です(涙)

モラロジー協議会の皆さん、この「家族へ感謝プロジェクト」は、やめるべきです。
皆さんは、文章と、絵を審査しているつもりでしょうが、審査される子供達は、親に対する愛情に優劣をつけられているのです。

賞をもらえなかった子供達は、受賞者より、親に対する愛が少ないと受け止めているのですよ?

○抗議はしたものの

学校へも、それを抗議しました。

しかし返答は、「知り合いの先生が協会に所属しており、その人から参加の依頼が来ているので断れないのです」
そういうことですか・・・

子供の愛情を、文章だけで理不尽に評価する組織が、道徳科学および倫理道徳の研究をしていると言われても・・・笑止千万です!


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